42歳男性。4人家族。破産にいたるまでの悩み。


10年以上も借金に苦しんだ

 

 

私は42歳の男性であり、結婚し、妻と2人の子供がいます。

 

工場で働いており、勤続20年になるのですが、今回、自己破産申立をおこないました。

 

私は、かれこれ10年以上も、借金の返済に苦しんでいました。

 

 

借金をしたきっかけは、生活に余裕がなかったので、生活費をおぎなうための借入です。

 

おまとめローンで借金を一本化したこともありましたが、結局は借金がまた膨らんでしまい、おまとめローンの意味はありませんでした。

 

借金は10年かかって500万円もの多額になっていました。

 

利息と元金をあわせると、月の返済額が15万円以上にもなりますが、そんな返済は不可能です。

 

 

弁護士に相談してみた

 

 

インターネットを調べると,遠くの弁護士よりも,地元の弁護士に相談をするとよさそうでした。

 

調べることはすぐにできましたが,実際に,弁護士さんに相談するには,大変に勇気のいることでした。

 

借金の整理を相談したら怒られないだろうか,とか,費用が高くて払えないのではないだろうか,とか,お金を貸してくれた人が悪く思わないかとか,いろいろなことを考えてしまいました。

 

半年くらい,弁護士に相談するかしないか,考えました。

 

そのうえで,ある日,朝起きた勢いで,インターネットで前々から相談しようと思っていた弁護士に電話をしました。

 

電話では,いくつか質問されましたが、割に気軽な印象でした。

 

質問は,「全部で何件借入がありますか?」

 

「借金の金額は,全部でいくらになりますか?」

 

というような内容でしたので,私にも応えられました。

 

借入の件数については,多すぎて,6件だったのか7件だったかのか明確におぼえていませんでしたが,おおまかな件数がわかればよい,とのことでした。

 

 

電話での借金の相談をした結果

 

「自己破産の手続をするとよいと思います」

 

とのことでしたので,さっそく,予約をしてもらって,弁護士さんの事務所で話をきいてもらいました。

 

そうしたところ,自己破産の手続を弁護士に依頼した場合には,今後は,カード会社や消費者金融からの返済の催促の電話,郵便,というものがこなくなるということがわかりました。

 

これは,私には,とてもありがたいことでした。

 

 

今まで,月末になると,カード会社からの「返済はいつになりますか?」という電話が,とても苦痛だったのです。

 

スマートフォンでインターネット検索をしたところ、地元の高松市で、一般の人間向けに、破産手続をしてくれる弁護士がいることを知り、借金の相談をしました。

 

相談したところ、弁護士から自己破産をすすめられました。

最初、私は、正直なところ、

「自分が自己破産するなんて、ありえない」

という感情的な抵抗感はありました。

 

私は、自己破産というのは、人の道を踏み外した人間のすることだ、と思っていたのです。

 

できれば、自己破産以外の方法をとりたい、とは思っていました。

 

しかし、以前に、おまとめローンで借金を一本化しても、結局は、借金問題の解決はできませんでしたので、もう、自己破産しか方法がないのかなあ、ということも、だんだんとわかってはきました。

 

自分の悩みは勝手な思い込みだったことが分かった

 そこで、弁護士に、

 

「自己破産をしたら、会社をクビになったりするでしょうか」

 

と、確認したところ、弁護士の回答は、

 

「会社には、自己破産をしたことはバレないから大丈夫」

 

というものでした。

 

また、

「自己破産をしたら、子供の将来に問題はありませんか?」

とも確認しましたが、弁護士の回答は、

 

「あなたが自己破産したということは、お金を借りている相手と信用情報を利用する金融機関以外にはわかりません。また、自己破産した人の子供が誰か、ということは、誰にもわかりません。ですから、子供の将来に問題が発生はしません」

 

というものでした。

 

私は、今まで、自己破産すると、会社や子供に迷惑がかかると勝手に思い込んでいたのですが、どうも、それは、私の勝手な思い込みだけであったようです。

 

自己破産の費用も分割払いにしてもらえた

 

 

 自己破産の申立の費用は35万円ほどかかるということだったのですが、弁護士に相談したところ、分割払いにもできるとのことでしたので、預金がゼロの私でも、払うことはできそうでした。

 

ただ、弁護士には、

「別居の親には秘密にして破産を申し立てることはできるけども、同居の妻には、自己破産することを話しておいた方がいい」

という注意を受けました。

 

たしかに、一家の家計や通帳は全て妻に任せきっていましたので、手続きに必要な書類を集めることにも妻の協力が必要でした。

 

 

私は、今まで妻には借金があることを秘密にしていたのです。

 

 

妻に借金を打ち明けたら逆に喜ばれた

 

 

私が思い切って、妻に、自分には多額の借金があって自己破産を考えているということを打ち明けたました。

 

そうしたところ、妻の返答は

「借金のことを、いつ話してくれるのかと待ってました」

というものでした。

 

私は借金のことを秘密にしているつもりだったのです。

 

でも、妻の方は、とっくに気づいていたようでした。

 

カード会社からの借金の督促のハガキがきていることを知っていたそうです。

 

私に多額の借金があることを打ち明けても、一緒に協力をしてくれるという家族の温かさを噛みしめました。

 

それと同時に、人生をやり直したいと改めて強く願うようになりました。

 

 弁護士に依頼した後は、厳しい取り立ては止まり、穏やかな生活になりました。

 

3か月後には、自己破産申立の結果、免責決定が出た、という知らせを受けました。

 

借金が、ついに、本当に、ゼロになったのです。

 

 

 

次の日の朝は、今までの人生で、最高に気持ちのいい朝でした。